東日本大震災が起きた今年、年賀状に変化が起きています。
「明けましておめでとう」や「謹賀新年」といった、めでたいことを意味する賀詞を使わない年賀状を求める声が増えています。
年賀状を扱う各企業が、そういったニーズに合わせて、商品を準備しています。
全国の郵便局で注文できる年賀状印刷のカタログには、「メッセージ年賀状」として賀詞を入れない年賀状が登場。
「もう一度、スタート。あなたがいるから頑張れます」「幸せいっぱいの一年でありますように」など、9種類を準備し、希望すれば、はがきの片隅に「応援しよう東日本」のマークを入れることもできるようです。
コンビニのセブンイレブンでは、「ちからをあわせて がんばろう日本!」など、賀詞なし挨拶状8種類を準備。東北地方の店舗では、特別に28種類の挨拶状を用意しています。
カメラのキタムラでは、「PRAY FOR JAPAN(日本のために祈ろう)」の文字と、家族や子どもの写真を組み合わせた年賀状印刷を受け付けています。
挨拶状ドットコムでも、先日ご紹介した「元気だ状」とは別に、賀詞なしデザインを準備中です。
送る相手によって、このあたりは柔軟に対応したいところですね。
少しの思いやりが、人を勇気づけたり、きずなが深まったりするもの。
私もそういう気持ちを忘れず、常に心がけていきたいと思います。